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木曽さわらの赤身を厳選し、カンナ仕上げにこだわっています長野県の木曽地方原産の木曽椹(きそさわら)の赤身の柾目材を使用しました。 白杉やモミなどの白木を利用したものもありますが、やはり耐久性や耐水性を考えた場合、さわら材に勝る材質はありません。 また、さわら材でも1本の丸太の中でも白太と呼ばれる未成熟な部分と赤身と呼ばれる成熟したした部分に大別されます。 白太は柔らかく、カビが生えやすく利用価値が低い部分です。 この白太部分が混じった商品もたくさん出回っていますが、この商品は、赤身部分を厳選しています。 さわらの飯台が白杉やモミなどの他の材木を使った飯台より優れているのは、耐水性と耐久性です。 白杉やモミは油分が少ない材木ですが、さわら材は程良い油分があり、カビや腐朽菌の発生を抑制します。 狂いが少ない(乾燥による収縮が少ないので)材木なので反りや割れが起こりにくいことも耐久性の高さにつながっています。 また、さわらは桧などに比べると香りが柔らかく、白米の風味を損なわない事も飯台に適している理由のひとつです。 木工の表面の最終仕上げには、カンナ仕上げと紙やすりを使ったペーパー仕上げがあります。 桶づくりも機械化が進み、ペーパー仕上げされた商品が大半ですが、この商品は内側についてはカンナ仕上げにこだわっています。 カンナで仕上げることによって、木本来の性質が生かされ、耐久性や耐水性が損なわれることがありません。 多くの歴史的建造物の柱材などもすべてカンナで仕上がっているため、年百年という年月を経てもその姿を変えることなく保つことができると考えられています。 また、カンナで仕上げることによって、紙やすりで仕上げるよりもご飯粒がくっつきにくくなるという効果も期待できます。 質実剛健なものづくり写真左が他社製品、右が弊社の製品です。 厚みの差が一目瞭然です。 一般的な他社製の飯台は、厚みが10~11mmほどですが、弊社製品は厚みが15mm~16mmあります。 厚みがあると木の老化時の痩せ幅を抑えることができるので、経年劣化による箍落ちもしにくくなります。 華美端麗な商品を作ることより、質実剛健な道具を作ることが大切だと私たちは考えています。 一見の美しさより、長く使ったときに初めて分かる丈夫さを大切にしています
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