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著者伊藤大輔(著)出版社名古屋大学出版会発売日2011年12月ISBN9784815806828ページ数412,12Pキーワードしようぞうがのじだいちゆうせいけいせいきにおける シヨウゾウガノジダイチユウセイケイセイキニオケル いとう だいすけ イトウ ダイスケ9784815806828内容紹介変革期に、絵画は何を語り出そうとしたのか。 院政期に雰囲気を一変させる絵巻物との連続性から、似絵や「明恵上人樹上坐禅像」など鎌倉時代の肖像画を捉えることで、その深層に形成された思想の言葉の次元を明るみに出す力作。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。 目次鎌倉時代肖像画研究序説/絵巻物から肖像画へ—変革期の日本美術/第1部 絵巻物に見る転換の諸相—院政期美術の背景(神仙山水としての「信貴山縁起絵巻」/絵画との対面の感覚—「信貴山縁起絵巻・延喜加持巻」剣の護法の場について/国家の神話としての「伴大納言絵巻」)/第2部 似絵考—徳治理念の表象としての肖像(似絵以前の平安貴族の肖像観—呪詛論をこえて/生身性と肖似性—肖像表現の基礎概念と院政期の肖像表現/似絵と尚歯会図—似絵の起源/「似絵詞」に見る似絵—源流・名付け・概念/似絵の時期区分—「似絵詞」を中心に/初期似絵から中期似絵へ—「中殿御会図」について/後期の似絵—「天皇摂関御影」について/東アジア肖像画の標準—「元人名賢四像図巻」について)/第3部 「明恵上人樹上坐禅像」考—華厳思想の表象としての肖像(造形の特徴と宋画の摂取(構図法を中心に/空間の組み立て・彩色・筆線などを中心に)/東アジア的な図像の伝統—主題を巡る考察(1)/華厳の思想的実践としての肖像画—主題を巡る考察(2)/補論 多様な肖像世界—「明慶上人像(披講像)について」)
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