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メルロ゠ポンティ 曖昧な世界の存在論 田村正資 青土社トイガセカイヲツクリダス タムラタダシ 発行年月:2024年08月27日 予約締切日:2024年07月12日 ページ数:336p サイズ:単行本 ISBN:9784791776672 田村正資(タムラタダシ) 1992年、東京生まれ。 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論分野博士課程修了。 博士(学術)。 専門は、現象学(メルロ=ポンティ)と知覚の哲学。 2017年に修士論文「知覚の逆説」で一高記念賞を、2021年に論文「メルロ=ポンティのグールヴィッチ批判」でメルロ=ポンティ研究賞をそれぞれ受賞。 伊沢拓司とともに、第30回高校生クイズ優勝(2010年)。 東京大学の特任研究員を続けながら株式会社baton(QuizKnock)の業務にも参画。 現在は哲学研究を続けながら、同社で新規事業開発を手がける。 哲学論文の執筆のほか、『ユリイカ』『群青』に論考や批評を寄稿するなどの活動にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序論 現象学においてなぜ曖昧な世界が問題となるのか/1 未規定性ーここからは見えないティーカップの裏側について(見ているものと見てはいないもの/経験をつなぎ合わせる未規定性ーグールヴィッチとの対比/「私たちにとっての即自」という逆説)/2 動機付けーうまく説明できなくても、うまく振る舞うことはできる(対面と共存ー動機付けられる主体の空間性/規範を感じ取るーウィトゲンシュタインとの対話/可能性が配合された現実に取り組むーメルロ=ポンティ行為論の定式化/動機付けられた主体は自由でありうるか?)/3 試問的な様態ー問いかけとしての私に応えるように、その曖昧な世界は存在する(未規定的な世界を把握するとはどういうことかー概念主義論争とのクロスオーバー/英雄と悲劇ーメルロ=ポンティにおける歴史的偶然性/「何ものか」は在るー知覚的信念について/諮問的な様態で存在する世界) 「これはなんだろう」「どうしてこうなっているんだろう」そう問いかけるたびに、新たな世界の側面が顔を見せる。 新しい経験を積み重ねるたびに、世界の新しい歩き方を手に入れる。 メルロ=ポンティの思想を精緻にひもときながら展開される、一問一答で答えられるものではないが、確かに存在する、私と世界を結びつけるあり方の哲学。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学
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