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ルイ・ジャドに売却されてしまい今後生産中止! 長期熟成できる高いポテンシャルを秘める、粘土質が強い畑「レ・ブランシャール」! モレ・サン・ドニの名門、マニャン家は、収穫したブドウを協同組合に卸しブドウ栽培だけを手掛けていたのを、4代目のミッシェル・マニャン氏が、1967年に独立し、ブドウの栽培からワインメイキングまでを一貫して行う、ドメーヌとしてのワイン造りを始めました。 現在は、ミッシェル氏の息子フレデリック氏が運営を任され、5代目当主として高品質なワインを造っています。 1995年、フレデリック氏は理想とするワインを造るため、父が造り上げたドメーヌスタイルではなく、敢えてネゴシアンという立場を取って、自身のワインを新スタイルで造り始めました。 フレデリックは毎日畑に出て自分の足で条件に合った畑を探し出し、所有者と交渉するということを10年以上繰り返してきたため、全てのブルゴーニュの畑、区画、そして所有者を熟知しています。 「モレ・サン・ドニ 1er レ・ブランシャール」は、総面積でも1.97haと非常に小さい畑。 クロ・ソルベ、クロ・ボーレと並んでいるので標高も気候条件もほぼ同じだが、最も粘土質が多く、重い土壌で大きな石が多く含まれている。 よって、ワインは硬く、力強さがあり、最も男性的。 若いうちは少し閉じ気味である事が多いが、長期熟成できる高いポテンシャルを秘めている。 ■2018年ヴィンテージ情報 ■ 「リッチで凝縮した果実を味わう年。 5年熟成!2018!」 収穫された葡萄は高い糖分を持ち、ブルゴーニュらしい美しい酸も保持していました。 特にシャルドネは暑い年にも関わらず理想的なレベルの酸度を維持することができました。 これはヴィニュロンにとっても驚きでした。 赤はかなり高い糖度を持っていました。 重過ぎないよう全房での醗酵が行われます。 太陽の恩恵をしっかり受けた密度の濃いピノ・ノワールは、バランスを得る為に、例年より強めのタンニンが特徴でした。 若いうちは、このタンニンが浮いているような印象でしたが、5年間の熟成で、このタンニンが見事に溶け込み、驚くほど滑らかに、ブルゴーニュらしい美しさを感じさせてくれます。 特に北のジュヴレ等は素晴らしい状態と言えるでしょう。 Frederic Magnien Morey Saint Denis 1er Les Blanchards フレデリック・マニャン モレ・サン・ドニ 1er レ・ブランシャール 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ モレ・サン・ドニ 原産地呼称:AOC. MOREY SAINT DENIS ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.0% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ■特級クロ・ド・タールや特級クロ・デ・ランブレイからほど近い好立地の1級畑 ■Frederic Magnien / フレデリック・マニャン ドメーヌと変わりない、新しい形のネゴシアン! ルロワのワイン造りを理想とし、ルロワから栽培責任者が移籍。 ルロワ流の栽培法を導入している。 濃厚から繊細 で伸びのあるブルゴーニュに変化を遂げた。 ドメーヌに近いネゴシアン ブルゴーニュの多くの造り手が「フレデリック・マニャン」の成功を羨んでいる。 同時に近年のワインの大きな変化に驚いている。 1代でドメーヌを築き上げたシャブリの重鎮「ジャン・マルク・ブロカール」も「フレデリック」の仕事と情熱を絶賛している。 「フレデリック」は全てのブルゴーニュの畑、区画、そして所有者まで知っている。 毎日、畑に出て自分の足で条件に合った畑を探し出し、所有者と交渉するということを10年以上繰り返してきたから。 彼等は畑の所有者から委託を受け、栽培チームを派遣し畑の管理を全て自分達で行う新しい形のネゴシアン。 書類上はネゴシアンだがドメーヌと変わりない仕事をしている。 ネゴシアンとして土壌を表現するためには従来の葡萄買いや樽買いでは不可能。 栽培から関わり、理想の葡萄を育て、理想のタイミングで収穫することができなければ理想のワインはできないのだ。 ヴィラージュ・ワインが進化 土壌の表現に拘る「フレデリック」。 100年前に決められたAOCには納得していないようで、その枠に収まらない取組も始めた。 鉄の多い畑から造ったワインに「クール・ド・フェ―ル(鉄)」。 石の多い畑を合わせたワインに「クール・ド・ロッシュ(石)」。 そして、粘土の強い畑のワインには「クール・ダルジール(粘土)」と表記したのだ。 畑を選ぶ時に土壌と樹齢を最も重視している。 D.R.Cよりルロワ 10年以上前から有機栽培を取り入れ、太陰有機法に従った栽培や醸造を行ってきた。 最近の「フレデリック」はより自然で人為的介入を少なくする方向に向かっている。 通常、春に葡萄房が形成され始めるとツルの先端を切り落とし、ツルを伸ばす為に使う養分を葡萄房に使わせるようにする。 葡萄の生育を促す栽培法でほぼ全ての造り手が導入している。 ワイン造りは造り手の趣向やトレンドを極力排除した自然な形でありたい。 醸造はグラン・クリュもACブルゴーニュも基本的に変わらない。 ジャー(アンフォラ)熟成 日本に初めて「フレデリック」のワインが紹介されたのは「バレル・セレクション」という手法だった。 インポーターが樽買いし日本国内で流通させた。 日本に最初に紹介された「フレデリック・マニャン」は新樽100%のみだったので彼のワインに今でも樽のイメージを持つ人も多い。 加えて2002年まではノン・フィルターで少し濁っていたし、収穫も今より遅く、今より少し過熟だった。 そして、マセラシオンも長かった。 ここ数年で「フレデリック」の評価は一気に高まっている。 2000年代前半まではワインに悩みが現れていたように思う。 通過点だったのかもしれない。 内側を蜜蝋で焼き固めていないジャーを使用。 香成分や水に溶ける成分は何も無いのでバリックのようにタンニンや香をワインに与えない。 2012年版ベタンヌ・ドゥソーヴではネゴシアンとして最高評価のBDマーク4つを獲得し一流のドメーヌ以上の評価を獲得した。 ベタンヌのコメントが印象的で的確だった。
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